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神奈川県立西湘高等学校同窓会の公式ホームページです。






Tour Report

富岡製糸場訪問
世界遺産に指定され今話題の富岡製糸場を訪問する。近代日本における工業化の先駆けとなった製糸産業発祥の場所である。高校時代の日本史で製糸製造と輸出産業関連についてどの程度習ったか記憶が定かではないが、明治維新後の富国強兵策を唱えた明治政府の政策は習った気がする。あくまで日本近代史の知識の一つである。自分の目の前にその知識を具現化した実例が現れるとは思いもしないし、ましてやその製糸工場が我々が30歳をすぎるまで操業していたなど想像もできませんでした。絹などという高級品に縁がない私などなおのことである。日本の近代化という明るい面とそれにともなって発生した暗い面が世界遺産に指定されたことによって表舞台に登ってきたような大変面白く思える訪問先でした。
今では高校時代の日本史の教科書はもう手元にない。が、勉強嫌いの私でもあればきっとページをめくっているのではないだろうか。学校は知識を習得する場である。習得したことですぐに役に立つ知識と知っている事自体が重要な知識がある。特に日本史などはその知識がなにかの役に立つとは考えていない一般教養である。富岡製糸場の観光はそのような一般教養の復習のような気がする。そこには誤って記憶した知識の修正や教科書には記述されていなかった別の側面を持った知識の追加も含まれている。今回の富岡製糸場訪問で気付かされたことである。
国内旅行には風光明媚な景勝地、今では想像の世界に近い戦国時代の史跡、そして歴史的背景を持ちながら今もなお現在に続いている技術や建築物を探訪する観光がある。そのような国内旅行の楽しさを味わうことができた。(東亭 一雄)


7:40出発           10:50          12:10      12:20     13:20  13:40  14:10 14:20           16:10
小田原駅──(圏央道経由)──富岡製糸場(ガイド付見学+自由時間)───富岡ときわ荘(昼食)──楽山園散策──こんにゃくパーク(試食・工場見学・お土産)
          19:10頃
─(圏央道経由)───小田原駅